2022.6.20 超音波が骨折に効果を出さない使い方

今回は、超音波の効果を感じないご利用方法についてお話しさせて頂きます。


①骨折に対して適切な期間の治療が出来ていない。


これはどういうことかと申しますと、


例えば、大腿骨をバッキリ骨折しましたと、

例えば、それを手術をせず、保存的に治療をしていくとなった時、


素人目にもそんな骨、折れたなら、数ヶ月は治療にかかるの分かりますよね?


それなのに、超音波を1週間、2週間レンタルして

「骨が付かない。」

「超音波、効果ない。」


それは、当たり前ですよ、というお話しなんです。


超音波はあくまでもまとまった期間、治療を継続することで効果を実感できるものです。


例えば、肋骨骨折などでしたら、

骨折初期の痛みを取るのを目的にということで、

2週間程度の治療を継続できれば、痛みを取ることは容易に可能です。


骨を再生させる目的で治療をする場合には、継続です。

継続した治療を行うことで、最終的に4割ほど早く骨を再生させる効果があると言われております。


例えば、腓骨下端骨折の場合、

およそ2ヶ月はどうしたってかかります。

それに超音波を行うことで、2ヶ月(60日)×0.4 = 24日ほどの短縮も可能性があるということです。

つまり1ヶ月ほどで骨が付くケースもあるということです。

最低でも4週間は治療をしてみないと、判断は出来ないということです。


ただ、骨折は同じ骨折はありませんし、骨折の程度、性別、ライフスタイルなどによって、大きく変化します。


同じ腓骨骨折でも程度が悪く、3ヶ月ほどかかる場合もあります。

その場合ですと、90×0.4 = 36日短縮の可能性、

90-36 = 54 日

超音波を54日、約2ヶ月ほどやらなくてはならないほどの骨折だったとも言えるのです。


つまり骨がついた時点であなたの骨折の程度が分かるとも言えます。


いかがでしたか?

今回は、骨折に対して適切な超音波の治療期間について、

お話しさせて頂きました。

具体的にどのくらいの期間をレンタルしたらよいか分からない、

などありましたら、お気軽にご相談ください。