実際にあったお話しです。
4月の上旬、中国地方にお住まいのお母さまから1本のお電話がありました。
母:「柔道をしている高校生の息子がいるのですが、骨折してしまい、超音波も検討しているのですが、、、」
超音波:「どこを骨折したのでしょうか?」
母:「足首なんです。」
過去に何度も足首のサポートをさせてもらっている身として、
現役の学生選手が足首周りの骨折をしてしまうということは、
はっきり言って、それくらい難しい骨折なんです。
私はまっさきに足首の骨折と言ったら、
以前にサポートさせてもらった10代の腓骨下端骨折の彼をイメージしました。
恐る恐る
と問いかけます。
すると、
「全く腫れてないんですよね。痛みもあまり言わないんです。」
と、お母さまから思いがけない答えが返ってきました。
もう1つだけ質問させてもらいました。
医者は、足首周りの骨折だと、ギブスをしたがります。
心の中で、
「ギブスしてるな、ギブスしてるな」
そう心で強く語りかけながら、聞きました。
すると、
「ギブスはしてません。シーネと包帯で固定してます。」
ギブスをしていないということは、
まずは治療が出来る条件が整っているだけでも、高校最後の大会に出場できる可能性が残っているということです。
超音波「その状況でしたら、治療が出来るのでぜひオススメします。何もしないより少しでも可能性があるのであれば、超音波にかけた方がいいと思います。」
またお母さまには、レントゲン写真も病院に行った際に取れるようであれば、撮って送ってください。
ということもお伝えしました。
左足の脛骨と呼ばれる骨が斜めに骨折していますよね。
はっきりした線が入っているので確認できます。
この方の通われていた病院のサービスは素晴らしいなと実感させられました。
今まで、こんな3D映像図を患者さんに渡している病院など近くはもちろん、見たことも聞いたこともありませんでした。
これを見ることで、より立体的に骨折部をイメージすることが可能となります。
不幸中の幸とは、このことなのでしょうか?
あんなはっきりした骨折なのに、
腫れもない、
内出血もない、
あるのは痛みだけでした。
横から見ても、腫れがほとんどありません。
骨折をすると、骨や周辺組織から
大量の出血が出ます。それによって、内出血が起こったりします。
特に足首周りの骨折の場合、この腫れがのちのち厄介な存在となります。
足を付けないほどの痛み、
押した時の激痛、
関節の可動域の低下及び、拘縮。
となってしまいます。
幸い彼のケースは、腫れがほとんどないパターンでしたので、
あとは、骨の回復に専念してもらいました。
実際に届いたメールです。
一時期は、出場も危ぶまれた高校最後の試合で、
出場するだけでも凄いのに
優勝、そしてインターハイまで決めてしまったのですから、
まさに奇跡のストーリーです。
私どもとしましても、微力ではありましたが、お手伝いが出来たことを誇りに思います。
骨折からの超音波治療、そして県大会優勝、そしてインターハイへ
という奇跡的な回復を遂げた例をご紹介しましたが、
地道な努力があってこその賜物です。
毎日超音波治療をしっかり行って頂きましたし、
私どもとも緊密に連絡を取り合い、細かい指示などもさせて頂きました。
ご家族の協力、そして怪我でも諦めず、コツコツと努力をしたからだと思います。
足回りの骨折は、非常に血流も悪いので治りが遅いです。
10代の選手でも最低1ヶ月半から2ヶ月、
3ヶ月を超えることもザラです。
骨折 .com には経験豊富な骨折専門スタッフが治療のやり方は、もちろん、リハビリの進め方まで詳しく対応させて頂きます。
骨折をしてしまったけど、
「どうしよう。」
お困りの方はお気軽にご相談ください。