治療家人生、18年が経過しましたが、
今までかつてお目にかかったことのない骨折にこの度、
出会う事が出来ましたので、ご報告させて頂きたいと思います。
どこの部位を治療していると思いますか?
いいえ。
正解は、第一肋骨でした。
しかも、両方!
疲労骨折という診断だったそうです。
「思い返して、原因となる動きがあったの?」
の問いには、
おそらく、トレーニングの時のデッドリフトか、
投球動作が原因なのか、、
といったところらしいです。
疲労骨折って聞こえはいいですが、
私たちの経験上、
人間の体は、非常によくデザインされていて、
基本的にスポーツなどにおいて、体がうまく使えていれば、疲労骨折が起こることはまずありません。
言い換えれば、どこかに体に負担がくると、そこだけに疲労や負担が一局集中してしまい、金属疲労のようになり、
疲労骨折となってしまいます。
なので、
治療の方針として、
1、骨折部の治療
これが大前提です。
2、動きのチェックおよび、問題点の確認、修正作業
骨が回復したら、お次に、
問題となる動きがないかのチェック作業となります。
さらに噛み砕いて、分かりやすい例えを出すとするなら、
少年野球をやっている小学生が、
肘が痛くて、骨折したとします。
まずは、骨折の治療を優先させます。
その後、骨がついたら、つぎに原因となる投球動作を詳しくチェックしていくという流れになるということです。
これがないと、また再発するリスクがありますからね。
疲労骨折は、治療を優先させて、
そのあとは、動きのチェックおよび原因の把握、改善といったことが大切ということでした。
疲労骨折は、かなり深いのでまたよい具体例などありましたら、併せてお伝えして行きたいと思います。