大好評の受験を控えてたけど、肘を骨折してしまった不運の中3男子の続編です。
皆さん覚えていますでしょか?
また初めてこのページをご覧になった方の為に、ハイライトでお伝えします。
受験を控えた中3男子が学校の休み時間にサッカーをした際に
転倒、肘の骨を折ってしまったというお話です。
上の写真が折れたときのレントゲン。
その彼が、昨日来ました。
まずもって、私は聞いてしまいました。
「試験どうだったの?」
彼「まーまー。」
「えっ、併願とか受けたの?」
「受けてません。」
「うそーー!平気?」
この彼、全く勉強しないんです。
そして全く焦りがなかったんです。
骨折なんかより、むしろ勉強とか試験の方が心配で、、、笑
話は骨折に戻して、
で、昨日でちょうど骨折して3週間だそうです。
触診もしました。
本人も骨折した箇所は、全く痛くないとのこと。
いいですね〜。
で、来週の月曜日にレントゲンを撮りにいくそうなんです。
でも、昨日触った感じ、恐らく骨付いてますね。
骨は恐らく、OK.
次は何かというと、
関節の動きが悪くなっちゃうんです。
これがめちゃくちゃ、ポイントになります。
通常、肘って伸ばすときに、
真っ直ぐ伸ばせますよね。
これが固定の時に肘を曲げて、親指が上の方を向いた状態で固定している都合上、
スムーズに肘が伸ばせなくなります。
具体的には、肘を伸ばす時にもわずかに肘に捻りのトルクがかかるのですが、固まって邪魔をしてしまうんです。
下の動画のように、ギコチナイ動きになってしまったり、完全に伸ばせなくなったりなんてことはザラ。
肘の骨折は超音波を使えば、かなりの高確率で骨の付きに関しては、早い治癒が可能です。
しかし、問題は、後のリハビリをしっかり行わないと、大変なことになります。
昨日は、その中3男子に
肘の後ろに高周波の電気治療を行いました。
肘の後面の解剖図ってこんな風になってます。
骨はついているんだけど、
骨の周りについている、靭帯や関節の膜、
これらの組織が
後面の動きがスムーズになれば、リハビリもスムーズに行き、もっと早い回復が可能になります。
ぜひ参考にしてください。
続く